『フランスの12の怖い昔話』

大澤千加／再話　長崎出版

2012年11月

おすすめ：小学生から大人まで

心霊、オカルト、サスペンス…

「怖い話」といっても様々な種類がありますが、今回おすすめするのはフランス北西部ブルターニュ地方の民話の中から悪魔や幽霊が出てくるもの12編をまとめた本です。

深夜に家へ招き入れた女の様子が怪しくなっていく「真夜中の糸紡ぎ」や、日本のある昔話とどこか似ている「ノニックとガビック」など愉快な話からぞっとする話までバラエティ豊かな内容となっています。

児童書ではありますが、登場人物の駆け引きや日本とは異なる土地の文化・風習を感じられる描写など、大人が読んでも味わい深いものとなっています。

短い話でちょっとした怖さを味わいたい方、ぜひ昔話はいかがでしょうか？

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