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図書サービスコーナーおすすめ「こんな本はいかがですか?」
『営繕かるかや怪異譚』
小野不由美/著 KADOKAWA
2014年12月
おすすめ:一般
「ゴーストハント」や「十二国記」で知られる小野不由美さんの作品です。
「営繕」とは、「建築物の営造と修繕」のことをいい、具体的には、建築物の新築、増築、修繕及び模様替えなどの工事を指します。
古い城下町を舞台にした、怪異を「祓う」のではなく「営繕」する営繕屋と、家の悩みを抱える人たちの怪異譚です。
天井のシミが何かに見えて怖くなったり、お風呂で髪を洗っているときに突然背後が気になったり、襖の隙間が気になったりした、あのときのような、なんだか居心地の悪い、うすら怖い気持ちになる短編が詰まっています。
基本はじっとりした怖い話ですが、涙する話もあるので、恐怖と感動を一つの作品で楽しみたい方におすすめです。
営繕かるかや怪異譚シリーズ「その弍」「その参」もぜひ。
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